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肘内障(肘が抜けた・外れた)

■手を引っ張ったら、肘を痛がって腕を動かさなくなった…
■転倒して手を着き、手を動かさなくなった…
■鉄棒にぶら下がって遊んでいたら、肘が痛くて曲がらなくなった…
  など

もしかすると肘内障(いわゆる「肘が抜けた・外れた」状態)かもしれません。
肘内障は整骨院で整復できます。

目次(下の文字をクリックするとジャンプします)
■肘内障とは
■子どもが腕を動かない場合の注意すべきポイント
■よくあるご質問

肘内障とは

 子どもの手を引っ張った際など、直後から痛がり、腕を動かさなくなることがあります。
これは、「肘内障」と言われる、肘の靱帯(輪状靭帯)から肘の外側の骨(橈骨頭)がはずれかかることによって起こります(下図参照)。
俗に言う「肘が抜けた」「肘が外れた」状態のことです。


子どもの橈骨頭や靭帯は、大人に比べて未発達なため、橈骨頭が靭帯から外れやすい

子どもが腕を動かない場合の注意すべきポイント

手を引っ張ったり、転倒して腕を動かさなくなった場合は次のようなことが考えられます。
①.骨折や脱臼(肘に限らず、肩や鎖骨、手首など)
②.肘内障
③.単なる捻挫

いずれも、痛みで腕を動かさなくなることがありますが、①骨折・脱臼については特に注意が必要です。
子どもに多い肘周辺の骨折では、強い疼痛の他、患部の腫れ・皮下出血・著明な圧痛がみられます。また、冷や汗・顔が真っ青になったり、場合によっては嘔吐する場合もあります。このような症状がある場合は、患部を固定し、直ちに整形外科などの医療機関へ行かなければなりません。
原因のうち、転倒して手を着いて負傷したものは、骨折となる場合も少なくなく、充分な観察が必要です。

よくあるご質問

肘内障についてのよくあるご質問です。
どのような些細なことでも構いませんので、お気軽にメールでお問い合わせ下さい。
(メールでのお問い合わせには少々お時間を頂く場合がございますのでご了承願います。)

■よくあるご質問の目次
①.手を引っ張ったら腕を動かさなくなったのですが、整骨院(接骨院)で見てもらうことは可能ですか?
②.肘内障は健康保険が適用されますか?
③.肘内障で後遺症が残りますか?
④.一度肘内障を起こすと癖になりますか?
⑤.大人になっても肘が抜けやすくなりますか?
⑥.手を引っ張って急に腕を動かさなくなりましたが、時間外でも見てもらえますか?

①.手を引っ張ったら腕を動かさなくなったのですが、整骨院(接骨院)で見てもらうことは可能ですか?

整骨院でも肘内障の整復は可能です。
手を引っ張って発症したものは、肘内障の可能性が高いので、整骨院でも十分対応できます。
上にも書きましたが、転倒して負傷したものは骨折の可能性もありますので、要注意です。
小児の骨折の場合、後遺症の問題もあり、しっかりとした整復・固定、場合によっては手術も必要となりますので、そのような場合には整形外科などの医療機関をご紹介しております。

②.肘内障は健康保険が適用されますか?

肘内障は健康保険の適用となります。
広島市の方は乳幼児医療証も使用できます。

③.肘内障で後遺症が残りますか?

肘内障は後遺症の可能性はぼぼありません。
整復されると、その直後から問題無く動かせるようになることが多く、予後は良好です。
※子どもの骨折は、骨の成長段階にあるため、変形したり、機能障害(完全に伸びない・曲がらな)などの後遺症が残る場合があるため、要注意です。

④.一度肘内障を起こすと癖になりますか?

橈骨頭や靭帯の状態によっては、肘内障を起こしやすいお子様もいらっしゃいます。
また、整復後すぐに手を引っ張るなどといったことで再発することがあります。
出来るだけ引っ張らないように注意する必要があります。
ただし、大人になると骨・靭帯の形状・強さがしっかりしてきますので、発生することはほぼありません。

⑤.大人になっても肘が抜けやすくなりますか?

大人になると、筋肉や靭帯もしっかり成長し、骨の形状は抜けにくい形状となりますので、発生することはほぼありません。

⑥.手を引っ張って急に腕を動かさなくなりましたが、時間外でも見てもらえますか?

時間外でも整復などの対応は可能ですが、時間外の場合にはスタッフが不在の可能性もありますのでお電話していただき、ご確認をしていただいたほうが良いです。
電話がつながらない場合には、LINE(ライン)にてご連絡していただいても結構です。
(あらかじめ、LINEの友だち登録が必要となります。こちらから登録可能です。)

お問い合わせ

下記よりお気軽にお問い合わせください。

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